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2019.03.18
15歳以上の日本人のうち、3人に1人は頭痛に悩んでいて、3,000万人以上いるといわれています。頭痛は、種類や原因が様々で、それによって予防方法や対処方法が異なります。そこで、今回は20代から40代の女性に多く見られる「偏頭痛」について自宅で出来る予防方法や改善方法をご紹介させていただきます。
偏頭痛の詳しいメカニズムは解明されていませんが、脳の血管が拡張して、その周囲の神経が刺激されて起きると考えられています。
血管を拡張させる原因として、心身のストレスからの解消、寝不足、寝過ぎ、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激などがあります。そのため、仕事のストレスから解消される週末などに偏頭痛に悩んだ方もいらっしゃったと思います。
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食事による予防や改善
偏頭痛の症状を緩和する栄養分は、マグネシウム、ビタミンB2、トリプルファン、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンEがあります。これらの栄養分が多く含まれる食品をご紹介させていただきます。
◆マグネシウム…ひじき、大豆、大豆製品(納豆・豆腐など)、ほうれん草、アーモンド、煎りごま、干しエビ、ナッツ類、油揚げ、魚介類など
◆ビタミンB2…ウナギ、レバー、納豆、卵黄、ヨーグルト、牛乳、あま海苔、ドジョウ、タラコなど
◆トリプルファン…肉類、魚類、牛乳、乳製品、凍り豆腐、納豆、卵黄、ごまなど
◆ビタミンC…ほうれん草、ブロッコリー、パセリ、菜の花、キャベツ、ピーマン、いちご、緑茶、グレープフルーツ、オレンジなど
◆ビタミンA…牛乳、乳製品(チーズ・バターなど)、卵、緑黄色野菜(にんじん・ほうれん草など)など
◆ビタミンE…穀物、大豆、落花生、ウナギ、緑黄色野菜など
これらの食品を上手に食卓に並べることがオススメです。
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生活習慣の見直しや簡単なホームケア
①週末の寝だめは避ける
週末の寝だめや二度寝は、空腹と寝過ぎが重なり症状が悪化してしまう可能性があります。
②静かな暗い場所で休む
光や騒音でも痛みが増してしまう場合があるので、できるだけ静かな暗い場所で横になることがオススメです。
③額を冷やす
袋に入れた保冷剤や氷をハンカチやタオルなどにくるんで、額を冷やします。長く冷やすとまた頭痛がする場合があるので、15分冷やして、15分離すことを繰り返すことがオススメです。
④体を温める
カイロやホットタオルを後頭部や首に当てて温めると、痛みを和らげることができます。
⑤マッサージをする
指を使って、頭皮や首筋、こめかみ、肩を優しくこするようにマッサージすることがオススメです。
バランスの良い食事や早寝・早起きの規則正しい生活と、ストレスを上手く解消することが、偏頭痛の改善の近道です。